南米パラグアイ、移住者の雑記

南米のパラグアイに移住した日本人の、日々の記録です。

恐怖! 蛇と蟻

こんにちは、パラグアイ移住者の鈴木です。

私は今、畑をお借りして日々せっせと草むしりに勤しんでいます。

 

その畑で、今日は少々怖い思いをしました。

 

背の高い草に覆われた中から、ガサガサ……と音がするのです。
同時に、一部で草が揺れるのも見えました。

 

なんだろう、何かいるな?と思ってジッと見ていると、
草の合間に黒い物体が見えました。

 

その表面はツヤツヤというか、
テラテラというか、
ヌラヌラというか、
艶のある感じで、爬虫類か両生類だなというのは分かりました。

 

遠くてはっきり見えませんが、
「巨大なカエルかもしれない」と思っていました。

しかし、眺めているとソレは一瞬、チロッと舌を出したのです。

 

蛇じゃねぇかぁ!!
背筋がゾワッとしました。

 

見えていたのは頭だけだったのです。
それでも、随分とデカいなーと思っていたのですから、
全身はどんだけだという話です。

 

サイズ感でいうと、猫を丸呑みできそうな大きさです。

そんな奴に襲われてはたまりません。
私は即座に逃げました。

明日から、よくよく注意する必要がありそうです……。

 

動物に関して、パラグアイでは日本と違うものが身近に見られます。

先日は道端でアルマジロを見かけました。

バレーボールくらい大きなカエルを見たこともあります。

雨の日には、大人の人差し指くらいのナメクジもいました。

 

そんな中で、私が最も直面しているのは蟻の違いです。

南米にはハキリアリがいます。

名前の通り、植物の葉っぱを切って持っていく蟻です。

 

奴らは葉っぱを食べるわけではなく、
巣の中に葉っぱを貯め込み、そこで菌(キノコ)を育て、
それを食べるのです。

人間以外で農業を営む、珍しい生物だと言われています。

 


問題は、人が植えた作物の葉っぱばかり持っていくということ。

雑草なら処理しきれないくらい生い茂っているのに、
奴らは大事に育てている作物ばかり狙いやがるのです。

 

一枚や二枚、切り取って持っていくくらいなら許せます。

 

しかし、奴らときたら「取り尽くす」のです。
人間の大人くらいまで背が伸びた木の葉を、
一晩で丸禿げにされます。

 

比喩でも誇張でもなく、葉は一枚も残らず、
本当に幹と枝しかなくなってしまうのです。

本当に質が悪いです。

 

日本にいた頃は想像もしませんでしたが、
実際に海外に住んでみると、
良いことも悪いことも予想の斜め上を行きますね。

 

このブログではそんな等身大の、
実際の感想をお伝えしていこうと思います。