南米パラグアイ、移住者の雑記

南米のパラグアイに移住した日本人の、日々の記録です。

パラグアイ的コンビニエンスストア

こんにちは!パラグアイ移住者の鈴木です。

 

私が初めてパラグアイを訪れた5年前(たぶん)と比べて、
都心部は随分と発展したなぁと感じられます。

 

その一つが、24時間営業のお店です。

 

今のパラグアイには24時間営業のお店、
いわばコンビニ的なものが2種類あります。

 

一つはスーパーマーケットの大手が運営する小店舗。
ミニスーパーとでも言いましょうか。
食品や飲料、基本的な日用品などが売られています。

これはここ数年で、目に見えて増えています。
便利な時代になったものです。

 

もう一つはガソリンスタンドの売店です。

 

以前は、日本でいうコンビニに当たるものが、
このガソリンスタンドの売店でした。

当時の品揃えは基本的にスナック菓子や飲み物くらいで、
夜中でも開いているという点以外は便利とも言い難いものでした。

 

しかし今や、多くの店舗で奇麗なカフェスペースが設置されており、
軽食の品揃えも昔より格段に増えています。

コンビニのポジションをミニスーパーに譲り、
「いつでも休めるカフェ」的な進歩を遂げたようです。

 

まだまだ成長を続けるパラグアイ

ぜひ一度訪れてみてください。

 


……簡単に言うなって?
片道34時間(+乗り継ぎ待ち時間)ですからねー……。

 

恐怖! 蛇と蟻

こんにちは、パラグアイ移住者の鈴木です。

私は今、畑をお借りして日々せっせと草むしりに勤しんでいます。

 

その畑で、今日は少々怖い思いをしました。

 

背の高い草に覆われた中から、ガサガサ……と音がするのです。
同時に、一部で草が揺れるのも見えました。

 

なんだろう、何かいるな?と思ってジッと見ていると、
草の合間に黒い物体が見えました。

 

その表面はツヤツヤというか、
テラテラというか、
ヌラヌラというか、
艶のある感じで、爬虫類か両生類だなというのは分かりました。

 

遠くてはっきり見えませんが、
「巨大なカエルかもしれない」と思っていました。

しかし、眺めているとソレは一瞬、チロッと舌を出したのです。

 

蛇じゃねぇかぁ!!
背筋がゾワッとしました。

 

見えていたのは頭だけだったのです。
それでも、随分とデカいなーと思っていたのですから、
全身はどんだけだという話です。

 

サイズ感でいうと、猫を丸呑みできそうな大きさです。

そんな奴に襲われてはたまりません。
私は即座に逃げました。

明日から、よくよく注意する必要がありそうです……。

 

動物に関して、パラグアイでは日本と違うものが身近に見られます。

先日は道端でアルマジロを見かけました。

バレーボールくらい大きなカエルを見たこともあります。

雨の日には、大人の人差し指くらいのナメクジもいました。

 

そんな中で、私が最も直面しているのは蟻の違いです。

南米にはハキリアリがいます。

名前の通り、植物の葉っぱを切って持っていく蟻です。

 

奴らは葉っぱを食べるわけではなく、
巣の中に葉っぱを貯め込み、そこで菌(キノコ)を育て、
それを食べるのです。

人間以外で農業を営む、珍しい生物だと言われています。

 


問題は、人が植えた作物の葉っぱばかり持っていくということ。

雑草なら処理しきれないくらい生い茂っているのに、
奴らは大事に育てている作物ばかり狙いやがるのです。

 

一枚や二枚、切り取って持っていくくらいなら許せます。

 

しかし、奴らときたら「取り尽くす」のです。
人間の大人くらいまで背が伸びた木の葉を、
一晩で丸禿げにされます。

 

比喩でも誇張でもなく、葉は一枚も残らず、
本当に幹と枝しかなくなってしまうのです。

本当に質が悪いです。

 

日本にいた頃は想像もしませんでしたが、
実際に海外に住んでみると、
良いことも悪いことも予想の斜め上を行きますね。

 

このブログではそんな等身大の、
実際の感想をお伝えしていこうと思います。

親切と盗難

筆者は今、南米のパラグアイという国に住んでいます。

 

ブラジルとアルゼンチンとボリビアに囲まれた内陸国で、
日本から見ると地球の反対側。

 

多くの人にとっては、
普段から意識することのない国だと思いますし、
「どこ、それ?」
という人も多いでしょう。

 

しかし、実際に訪れてみると、意外なほどに日本人はいるし、
こちらの人々に日本を知られてもいます。

 

60年以上前ですが、日本とパラグアイには移住協定が結ばれ、
パラグアイは日本からの移民を受け入れているからです。

 

子供の頃に両親に連れられて移住してきた方など、
もう50年・60年パラグアイに住んでいらっしゃいます。

 

さて、そのパラグアイに来てみて、日本と違う点の一つに
「個人宅のセキュリティがやたら高い」
ことが挙げられます。(筆者の主観)

 

別に、一般家庭がガードマンを雇っているとかではないですが。

 

物理的に高い壁で囲んであったり、鉄柵で囲んであったり、
有刺鉄線や電気柵を張り巡らせてあったり、
体感で9割以上の家が番犬を飼っていたり・・・。

 

そういう状況です。

 

「あぁ、日本と違って治安が悪いんだね」
と思われるかもしれません。

 

しかし、住宅事情がこういう様相になったのは、
実は意外と最近だそうなんです。

 

パラグアイでは1989年に、独裁政権に対するクーデターが起こり、
民主化への道を進み始めました。

30年ちょっと前です。

 

冒頭でお話ししたような、
50年・60年前から住んでいる方にお話を聞いたところ、

独裁政権の頃は泥棒も少なくて、壁も柵もいらなかった」

と仰っていました。

 

私たちは、「独裁」と聞いた瞬間にネガティブなイメージ、
悪いものだという印象をもってしまいますが、
そうでない一面もあるのだという実例だと思いました。

 

民主化」「自由化」の進んだパラグアイでは、
「自由 = 好き勝手してよい」
という勘違いが正されずに広まってしまったようです。

 

他人の物を平気で持っていく人が、一定数います。
(どこの国でもいるとは思いますが、割と多めに)

 

一つ二つ、こっそり盗むというのではなく、
軽トラで畑の作物ごっそり持っていかれた!
なんて話も聞きます。

 

筆者はパラグアイが好きですし、
パラグアイの人々も好きです。

 

ただ、一部こういう側面もある・こういう人もいる、
ということはお伝えしておこうと思いました。

 

海外へ行かれる際は、警戒しつつ、でも恐れ過ぎず、
適度に注意しながら楽しんでいただければと思います。

 

 

 

≪おまけ≫


「一部」とか「側面」とか言ってるけど、結局盗むんでしょ?
悪い人じゃん!と思われるでしょうか?

 

筆者はパラグアイに来て5年、怖い目に遭ったこともなければ、
何かを盗まれたこともありません。

 

逆に、助けてもらったこと、親切にしてもらったことは
数えきれないほどあります。

 

なので、盗難に遭った方のお話を聞くと、むしろ毎回驚きます。

 

親切な人ばかりに見える。
しかし、実際に盗難の被害は出ている。

 

ここから個人的な憶測ですが、
「持ってる人からは盗ってやれ、困ってる人には与えてやれ」
という感覚の人が多いのかもしれません。

 

つまり、

 

広大な牧場をお持ちの方は牛を盗まれ、

何百ヘクタールの農場をお持ちの方は作物を盗まれ、

 

その一方、

 

何も持たず、見るからに貧乏で困ってそうな筆者は、
「盗ってやろう」より「助けてやろう」の対象になるのではないか、
そういうことかもしれません。

 

これは割とマジで思ってます。

パラグアイのバス、日本との違い

パラグアイで一般的な公共交通は、バスです。

 

昔は鉄道もあったそうで、また、
新しく鉄道を作る話も出ているそうですが、
今のところはバスがメインです。

 

首都圏の通勤時間帯などは、日本の山手線レベルの満員バス。
まさしく、すし詰め状態です。

 

さて、そんなバスですが、日本とは違う慣習・常識が見られます。

私がパラグアイに来て、最初に文化の違いを感じた部分でもあるので、
ご紹介しておきます。

 

 

1. バス停があるとは限らない

 

まず、バス停はあったりなかったりします。

「え、バス停がなきゃどこに停まるか分かんないじゃん!」

その通りです。

 

利用者の多い時間帯なら、人が群がって道路を眺めているので、
あぁバスが停まる場所なんだな、と分かりますが、
そうでない場合はノーヒントです。

これには最初の頃、面食らいました。

 


2. 時間はまちまち、日曜日は極端に本数が減る

 

海外あるあるとして耳にすることも多いですが、
バスが来る時刻は日本のようにキッチリ決まっていません。

バスターミナルからの始発ですら、予定時刻とは大幅にズレます。

 

その上で、日曜日は極端に本数が減り、場所によっては
そもそも一本も走っていなかったりします。

 

日本でも土日の運行は減りますが、こちらは段違いに極端です。

 


3. バス内が商売の場になる

 

バスには物売りの人たちも乗り込んできます。
人が多い街のバス内は、特に人が密集している場所なので、
商売人にとっては良い釣り堀なのでしょう。

 

サンドウィッチやチパ(チーズを練り込んだ、キャッサバデンプンのパン)、コーラや水、野菜や果物、スナック菓子など、
いろんなものを売る人たちが代わる代わる乗り込んでは去っていきます。

 

一人がいろんなものを売っているというより、
飲み物を売る人、チパを売る人、バナナを売る人、
とそれぞれがそれぞれのタイミングで乗っていくのです。

日本の新幹線の車内販売とは、随分と様子が違いますね。

 

人の少ない地域では、こういった物売りも少ないです。
逆に、人の多い時は、ただでさえ山手線レベルのぎゅう詰めなのに、
無理やり人々を押し退けて進んでいく姿も見られます。

日本人としては、いろんな意味で衝撃でした。

 


4. 合図しないと停まらない

 

先にお話しした通り、バス停があったりなかったりします。

 

で、そのバス停というのはバス会社固有のものではなく、
いろんなバス会社の車がそこに停まります。

 

乗客の方が、今来たバスはどこ行きなのか、
自分が行きたい方面のバスはどれなのか、
選んで乗らなければなりません。

 

同じバス停で待っていても、乗る・乗らないの判断を
その都度しなければならないのです。

 

逆に言うと、バスの運転手側から見ても、
バス停で待っている人々の中で誰が乗るのか・乗らないのか、
もっと言えば、乗る人がいるのか・いないのか、
一見しただけでは分からないことになります。

 

なので、

乗る人は手を挙げたり道路側を指さしたりして、
乗りたい意思表示をします。
海外映画などで見かけるヒッチハイクみたいな感じ。

 

これをしないと、乗る人がいないと思われて、
バスは停まらずに通り過ぎてしまうのです。

 

 

バス一つだけ取っても、
日本と違う部分って多いですよね!

 

Canistel(エッグフルーツ)

Canistelという果物をいただきました。

初めて見ました。

メキシコ原産のフルーツだそうです。

 

 

食べてみると汁気がなくて、その分、身が詰まっていて食べ応えがありました。

溶けるまで煮込んだカボチャみたいな感じ?

柔らかくて、ホクホクした感じがあって、ほんのり甘い。

 

フルーツとしては珍しい食感でしたが、美味しかったです。

慣れるとクセになるというか、2つ目、3つ目を食べるにつれて、

また食べたい気持ちが膨らんでいきました。

1つ目の時は、珍しさに戸惑いの方が大きかったんですけどね。

 

また口にする機会があればいいな、と思います。

ごちそうさまでした!

 

こんにちは、鈴木です。

 

あなたは海外に興味がありますか?


私は昔、海外なんて遠い世界のことだと思っていましたが、
どういう巡り合わせか、今は南米のパラグアイに住んでいます。
ブラジルのとなり、日本から見たら地球の反対側です。

 

人生いつ、どんなきっかけがあるか分からないものです。

 

気候も文化も違う、遠く離れた土地ですが、
いろんな方々のご助力のおかげで楽しく暮らしています。

 

さて、そんな中。

 

私が大層お世話になっている方が弁護士をされているのですが、
扱っているお仕事(つまり事件やトラブル)について、
依頼人のプライバシーに触れない程度の大枠を、
注意喚起としてお話しいただくことがあります。

 

「こんなトラブルがあったよ、だから気を付けてね」
ということですね。

 

こういうところに、

・法律の違い
・文化の違い
・国民性の違い

なんかが透けて見えることもあるので、
できる範囲でシェアしていきたいと思います。

 

今回は、「土地」に関してです。

 

パラグアイにやってくる日本人には、
起業する方・農業を始める方もいらっしゃいます。

日本に比べて、圧倒的に事業者に優しい国ですから。

 

しかし、土地を借りたり買ったり、に関しては
やはりトラブルが多いようです。

 

「お金を払ったのに、地権の書類をもらっていない」
「土地を買ったが、事業に使ってはいけない土地だった」

などは、まだ理解はできます。
気を付けなきゃいけませんね。

 

しかし、

 

「お金を払い、手続きもきっちりやって、地権の書類もある。
しかし現地に行ったら人が住んでおり、彼らも地権を持っていた。
住んでいる人を追い出すことはできないからと、
買ったはずの土地は使えず、お金も戻ってこない……」

 

こんなこともあるんだそうです。

 

地権が二重に存在するなんて、一体どうなっているんだ……
って話ですが、
賄賂をもらった役人が、勝手に地権を発行したせいらしいです。

 

これをどう解決していくのか、については聞いていませんが、
私たちとしては「そもそもそういう事態を避ける」ために
注意しないといけませんね。

 

大きな金額を動かす時はなおさら、
よくよく慎重になる必要があるなと思いました。

 

手長足長

https://www.youtube.com/watch?v=KHT16-B030g

 

「【出雲口伝】絶対に暴いてはいけない「日本のルーツ」がついに明かされます。2000年以上隠され続けた真実の歴史がとんでもなかった…」

 

面白かった!! ↑の動画、ぜひご覧になってください。

 

猿田彦」は当て字で、実はサルではなくゾウ!という説。
鼻の長い動物を表す「サルタ」という言葉だったそうな。