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こんにちは、鈴木です。
あなたは海外に興味がありますか?
私は昔、海外なんて遠い世界のことだと思っていましたが、
どういう巡り合わせか、今は南米のパラグアイに住んでいます。
ブラジルのとなり、日本から見たら地球の反対側です。
人生いつ、どんなきっかけがあるか分からないものです。
気候も文化も違う、遠く離れた土地ですが、
いろんな方々のご助力のおかげで楽しく暮らしています。
さて、そんな中。
私が大層お世話になっている方が弁護士をされているのですが、
扱っているお仕事(つまり事件やトラブル)について、
依頼人のプライバシーに触れない程度の大枠を、
注意喚起としてお話しいただくことがあります。
「こんなトラブルがあったよ、だから気を付けてね」
ということですね。
こういうところに、
・法律の違い
・文化の違い
・国民性の違い
なんかが透けて見えることもあるので、
できる範囲でシェアしていきたいと思います。
今回は、「土地」に関してです。
パラグアイにやってくる日本人には、
起業する方・農業を始める方もいらっしゃいます。
日本に比べて、圧倒的に事業者に優しい国ですから。
しかし、土地を借りたり買ったり、に関しては
やはりトラブルが多いようです。
「お金を払ったのに、地権の書類をもらっていない」
「土地を買ったが、事業に使ってはいけない土地だった」
などは、まだ理解はできます。
気を付けなきゃいけませんね。
しかし、
「お金を払い、手続きもきっちりやって、地権の書類もある。
しかし現地に行ったら人が住んでおり、彼らも地権を持っていた。
住んでいる人を追い出すことはできないからと、
買ったはずの土地は使えず、お金も戻ってこない……」
こんなこともあるんだそうです。
地権が二重に存在するなんて、一体どうなっているんだ……
って話ですが、
賄賂をもらった役人が、勝手に地権を発行したせいらしいです。
これをどう解決していくのか、については聞いていませんが、
私たちとしては「そもそもそういう事態を避ける」ために
注意しないといけませんね。
大きな金額を動かす時はなおさら、
よくよく慎重になる必要があるなと思いました。